大衍暦

●大衍暦(たいえんれき)

 =中国の唐の時代の僧一行(いちぎょう)が玄宗(げんそうそう)皇帝から編纂を命じられ作られた暦で、開元(かいげん)17年(729年)~上元(じょうげん)2年(761年)の33年間、唐で採用されました。

 太陰太陽暦で、1年を365.2444日とする正確さを誇っていました。

 下道真備(しもつみちのまきび)(後の吉備真備(きびのまきび))が唐から招来した「大衍暦経一巻」「大衍暦立成十二巻(計算表)」を元に研究が進められ、764年~861年までの98年間、日本で実施されました。

 歳差(さいさ)が採用された暦です。

 ▼一太陽年=365.2444(1110343/3040)日

 ▼一朔望月=29.530592(89773/3040)日

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