2019.07.01 16:11甲骨卜辞の天干紀日法 干支で日付を記す方法が太古から確立されていたことは驚くべき事実ですが、拙者が注目したのは、甲骨卜辞に「天干紀日法(てんかんきじつほう)」が存在したという事実です。この事実から天干の何が解るでしょうか?中国ではこの天干が人間の生産活動だけでなく天文学と密接に関係していたと考えられ...
2019.06.14 16:28天干数理の解密 天数の極数9と地数の極数10とでは地数の方が大きく、天数に勝るような錯覚に囚われるだけでなく、これに固執すると「天の十干」概念の説明が難しくなります。《易》が宇宙の理論を説いて、かつ天干を基礎としながら、地数の極数10との整合を如何にとるか?これまで誰一人説明できなかった難問が...
2019.06.11 16:14亀卜の道具と十天干 橋本增吉氏の説を検証する訳ではないが、果して「亀卜」という占い方の詳細を調べようとすると、なかなか関係書類や文献が巷に存在していないことがわかります。主には神道の儀式として語り継がれていますが、基本的には口伝を旨とするため文献が圧倒的に見つからないのです。そんな中、矢野憲一氏の...
2019.06.11 15:49彝暦の紀法 彝暦(いれき)とは、中国雲南省楚雄(そゆう)の彝族に伝わるとされる太陽暦です。今に伝えられる太陽暦の典型として、しばしば挙げられるのがマヤ暦とこの彝暦です。しかし、大涼山(りょうざん)出身で自ら彝族でもある羅家修(らかしゅう)が「彝暦是十二月暦,不是十月暦」(彝暦は十二月暦であ...
2019.06.10 14:40中国の七夕 農暦の7月7日を中国では情人節と言います。情人とは恋人のこと。つまり、恋に纏わる日のことです。織姫と彦星の伝承は元々中国にもあるのですが、転じて、さながら東洋のバレンタインデーとなっているのです。他に乞巧節、女児節とも呼ばれます。若い女の子たちは夜空にロマンを抱き、天上の女神に...
2019.06.10 14:39端午の節句 日本では西暦の5月5日が端午の節句ですが、本来は農暦の5月5日で端午節、端陽節、午日節、五月節などと呼びます。端午節には、大端午=5月15日(満月日)、小端午の5日があります。中国で「端」は「初始」の意味で、端五=初五=5日、また五(wǔ)月=午(wǔ)月から転じて端午になった...
2019.06.10 14:36佛誕節佛誕節(ぶったんせつ) これは仏祖・釈迦牟尼仏の誕生日を祝う北伝仏教特有の記念慶賀の日です。農暦4月8日が佛誕節で、中国、香港、台湾、韓国などで祝日となります。佛誕節は他に佛誕日、浴佛節、灌佛会、龍華会、華厳会、日本では灌仏会、仏生会、花祭などとも呼ばれます。この日、仏教の廟にお...
2019.06.10 14:35清明節●清明節(せいめいせつ) これは二十四節気の一つで、春を3つの月に分け、農暦の正月から初春、仲春、暮春とする時、仲春と暮春の境界が、清明節となります。冬至からおよそ108日後です。清明節は周代にはあったとされ、《暦書》には「春分後15日、斗が丁を指す時を清明と為し、万物が皆潔斎清...
2019.06.09 14:46陰陽エネルギーという重要ファクター ここからは話を一歩進め、易学で必要となる陰陽エネルギーの概念と暦との関係について説明しましょう。六爻預測学というのは易学の一流派ですが、宇宙にある陰陽のエネルギーを察知して未来を預測しようとする学問の一つです。この六爻預測学では暦法が非常に重要な役割を果たします。なぜなら、地球...
2019.06.09 14:41陰陽エネルギー 拙者はこれまで数多くの陰陽の概念について述べてきましたが、ここでは一歩進めて六爻預測学で必要とされる陰陽エネルギーの概念について説明しておきましょう。これまでの「陰陽学」では、陰陽を「相反(あいはん)する2つの気」として扱ってきました。確かに「気」は気功(きこう)などによって練...
2019.06.09 14:33人類の向かうべき方向 宇宙に人類が誕生することを予めわかろうがわかるまいが、現在、ここに既に人類が存在するのであるから、それを議論するよりも、人類がこれからどこへ向かって歩むべきか?ということを議論する方が建設的かもしれません。 確かに、漫然と何もせず生きることも生きることの理由にはなり...