「エネルギーが強い」とは？

「エネルギーが強いことは良いことなのでしょうか？」という質問を受けました。私はよく「エネルギー」という言い方をしますが、それは、私が気のエネルギーを感得しているから言えることで、確かに一般の方にはわかりにくい言葉と思いますので、ここで説明しておきたいです。私が「エネルギー」と呼んでいるものは、気の流れであったり、自ら発する気のパワーであったりします。そして、「エネルギーが強い」という言い方には２つの意味があることを知っておいて欲しいです。

●外気（エネルギー）の意味

これは外的な要因であり圧力と理解してもらって大丈夫です。人は常に、外気エネルギーに晒され、翻弄されて弱められたり、パワーのベクトルを向けられて逆に強められたりします。それは個々人のパワーの強弱に影響を及ぼすものです。一般的に「運気」とも理解されています。運を運んできたり、運を奪い取ったりします。人はその外気に大きな影響を受けており、自分のパワーが弱いと、外気の流れの赴くままに流されてしまいます。この外気を使って自分の運気をあげる方法は、この流れに逆らわずとも、利用していくというやり方になります。

●内気の（エネルギー）の意味

こちらは人が本来、自ら持っているパワーです。強運の持ち主という人は、大抵こちらのエネルギーが強いです。それは意識に働きかけ、意志としての方向性を持って、集中して突き進む行動力として表われます。内気が強いとストレスや外からの攻撃に対して耐性があり、障壁があっても正面突破できる気概を持てます。ある意味、自家発電しているパワーでありエネルギーです。勿論、内気は外気と交流しており、その相互作用でプラスにも、マイナスにもなります。

　さて、「エネルギーが強いことは良いことか？」という質問された方のオーラを私が観た時、それは迸るものがありました。元々持っている自家発電のエネルギーが強いのです。だから、自らの道を突き進めば良いのです。躊躇は無いですと言う意味で、今がチャンスとアドバイスさせていただきました。実はこのアドバイスには裏があります。この方の運勢（外的なエネルギーの巡り）を観た時、今年は波乱が多く吉凶半々でした。所謂、運が乱高下する年です。色んなことが目まぐるしく変化する状況に、気持ち的になかなか着いていくことができず、かつ落ち着いて冷静に判断することもやり難く、ストレスだけ溜めてしんどいかもしれません。

　良いか悪いかということだけで判断すれば、内気が強く外気が乱れている時は、内気の強さで以て突き進むのみです。これは内気が弱ければ翻弄されるだけです。私が見る限り、この方の内気は今、発動されておらず、もったいないという感じを受けました。だからこの強い内気を外へ向けて行けば、この強い内気エネルギーを利用すれば、思い通りになるので「良い」ということになります。あくまで内気と外気の相対的なもので運気は決まります。

　巷の占い師は、運気が良い悪いだけの判断をするかもしれませんが、私は内気エネルギーの強さと外気エネルギーの強さのバランスを読みながら、次の行動の方策を見つけるアドバイスをさせていただいております。来年は外気が安定してくるので、今助走をつけておけば、今年末から来年にかけて一つ事業の礎を築けると判断したのです。これがエネルギーを相対的に読み解く方法です。参考になったでしょうか？

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